専門医更新条件の変更について

2022年11月にご案内したとおり、2026年度以降、専門医更新条件の一部が変わります。なお、最新情報を随時掲載いたしますのでご確認ください。

  1. 「共通講習」の区分が変わりました
  2. 専門医更新条件が一部変わります
    1. (1)「必修講習B」の追加(2027年度から一部対象者のみ)
    2. (2)「専門医更新テスト」の追加(2026年度から更新者全員)
  3. 認定証が変わりました

1.「共通講習」の区分変更

  • 従来、日本専門医機構では、共通講習のうち「医療安全」「感染対策」「医療倫理」の3つを「必修講習」と規定していました。
  • この度、共通講習の区分変更があり、今までの必修講習3つは「必修講習A」と規定されました。この他に、新たに「必修講習B」として「医療制度と法律」「地域医療」「医療福祉制度」「医療経済(保健医療等)」「両立支援」の5つと、「任意講習C」が加わりました。
  • 第110回日本泌尿器科学会総会(2023年4月)から、卒後教育プログラムで「必修講習A」に加えて「必修講習B」を順次実施しております。また、eラーニングでもご受講頂けます。
  • JUA academy「研修単位・業績登録」は、既に新区分に対応しております。
〈旧〉
区分 項目
必修講習 医療安全、感染対策、医療倫理
その他 保健医療、など

↓

〈新〉
区分 項目
必修講習A 医療安全、感染対策、医療倫理
必修講習B 医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援
任意講習C 臨床研究・臨床試験、災害医療、など

2.専門医更新条件の変更

(1)「必修講習B」の追加【★2027年度更新申請から】

  • 2022年度以降に専門医を取得した方のみ、対象となります。
  • 専門医更新時に「必修講習A」に加え、「必修講習B」の単位(各1単位)が必須となります。これにより、「ii)共通講習」で取得しなければならない単位数は、「3単位~10単位」から「8単位~10単位」に変更となります。
  • 「i)診療実績の証明」~「iv)学術業績・診療以外の活動実績」の合計が50単位であることは変わりません。
  • 2021年度以前に専門医を取得した方は対象となりません。今までどおり「必修講習A」のみが必須となります。「必修講習B」の単位は必須ではありませんが、取得しても構いません。取得した場合、「ii)共通講習」(3単位~10単位)の単位として含めることができます。
  • 専門医取得年(専門医初回認定年月日)は、会員MyWebの「登録情報の確認と編集」でご確認いただけます。

(2)「専門医更新テスト」の追加【★2026年度更新申請から】

  • 専門医更新者全員が対象です。
  • 現時点では詳細は不明ですが、何らかの形でe-testを実施することになるかと思われます。詳細が決まり次第、学会ウェブサイト等でお知らせいたします。
専門医取得年
(専門医初回認定年月日)
次回更新年度 必修講習B 更新テスト ご参照
2021年10月1日以前 2024年度 必須ではない A
2025年度 必須ではない
2026年度 必須ではない 必須 B
2027年度以降 必須ではない 必須 C-B
2022年4月1日以降 2027年度以降 必須 必須 C-A

3.認定証について

  • 専門医認定証は、日本専門医機構から発行されます。
  • 日本専門医機構発行の専門医認定証には、専門医番号として「20(基本領域番号)-専門医登録番号」と表記されます。

A 2024年度~2025年度に専門医を更新する方

今までの機構専門医の更新条件と同じで変更ありません

  1. 日本泌尿器科学会総会、東部・中部・西日本総会のいずれかに1回以上参加していること
  2. 必要単位を50単位以上取得していること
    今回4回目以上の専門医更新の場合(会員MyWebの専門医情報で、更新回数が「3回」以上と記載)は「診療実績の証明(10単位)」の免除を選択することも可能。
    その場合、40単位が必要。
項目 必要単位数
i) 診療実績の証明 (①②のいずれか選択)
NCD登録症例証 合計10単位
(いずれかで満たしても可)
手術症例一覧表(様式2)
症例一覧表(様式3)
免除(要 診療従事証明書) 0単位
ii) 共通講習 ※1 3~最大10単位
うち 必修講習A
(医療安全、感染対策、医療倫理)
各1単位以上
計3単位以上必須
うち 必修講習B ※3
(医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援)
0~最大7単位
必須ではありません
うち 任意講習C ※3
(臨床研究・臨床試験、災害医療)
0~最大7単位
必須ではありません
iii) 泌尿器科領域講習 ※1 15単位以上
iv) 学術業績・診療以外の活動実績 ※2 3~最大15単位
合計 i)診療実績の証明で①10単位を選択した場合 50単位
i)診療実績の証明で②免除を選択した場合 40単位
※1 必要な講習単位(ii共通講習+iii泌尿器科領域講習)について
【必須】40%以上を、卒後教育プログラム受講で取得しなければならない。
(総会・地区総会会場、またはe-ラーニングによる)
※2 学術業績・診療以外の活動実績
学術集会の「参加」単位で取得できるのは6単位まで。
※3 必修講習B・任意講習C
必須ではありません。

B 2026年度に専門医を更新する方(更新者全員同じ条件)

  1. 日本泌尿器科学会総会、東部・中部・西日本総会のいずれかに1回以上参加していること
  2. 専門医更新テストに合格していること
  3. 必要単位を50単位以上取得していること
    今回4回目以上の専門医更新の場合(会員MyWebの専門医情報で、更新回数が「3回」以上と記載)は「診療実績の証明(10単位)」の免除を選択することも可能。
    その場合、40単位が必要。
項目 必要単位数
i) 診療実績の証明 (①②のいずれか選択)
NCD登録症例証 合計10単位
(いずれかで満たしても可)
手術症例一覧表(様式2)
症例一覧表(様式3)
免除(要 診療従事証明書) 0単位
ii) 共通講習 ※1 3~最大10単位
うち 必修講習A
(医療安全、感染対策、医療倫理)
各1単位以上
計3単位以上必須
うち 必修講習B ※3
(医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援)
0~最大7単位
必須ではありません
うち 任意講習C ※3
(臨床研究・臨床試験、災害医療)
0~最大7単位
必須ではありません
iii) 泌尿器科領域講習 ※1 15単位以上
iv) 学術業績・診療以外の活動実績 ※2 3~最大15単位
合計 i)診療実績の証明で①10単位を選択した場合 50単位
i)診療実績の証明で②免除を選択した場合 40単位
※1 必要な講習単位(ii共通講習+iii泌尿器科領域講習)について
【必須】40%以上を、卒後教育プログラム受講で取得しなければならない。
(総会・地区総会会場、またはe-ラーニングによる)
※2 学術業績・診療以外の活動実績
学術集会の「参加」単位で取得できるのは6単位まで。
※3 必修講習B・任意講習C
必須ではありません。

C 2027年度以降に専門医を更新する方

A.2022年度以降に専門医初回認定された方

  1. 日本泌尿器科学会総会、東部・中部・西日本総会のいずれかに1回以上参加していること
  2. 専門医更新テストに合格していること
  3. 必要単位を50単位以上取得していること
    今回4回目以上の専門医更新の場合(会員MyWebの専門医情報で、更新回数が「3回」以上と記載)は「診療実績の証明(10単位)」の免除を選択することも可能。
    その場合、40単位が必要。
項目 必要単位数
i) 診療実績の証明 (①②のいずれか選択)
NCD登録症例証 合計10単位
(いずれかで満たしても可)
手術症例一覧表(様式2)
症例一覧表(様式3)
免除(要 診療従事証明書) 0単位
ii) 共通講習 ※1 8~最大10単位
うち 必修講習A
(医療安全、感染対策、医療倫理)
各1単位以上
計3単位以上必須
うち 必修講習B
(医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援)
各1単位以上
計5単位以上必須
うち 任意講習C ※3
(臨床研究・臨床試験、災害医療)
0~2単位
必須ではありません
iii) 泌尿器科領域講習 ※1 15単位以上
iv) 学術業績・診療以外の活動実績 ※2 3~最大15単位
合計 i)診療実績の証明で①10単位を選択した場合 50単位
i)診療実績の証明で②免除を選択した場合 40単位
※1 必要な講習単位(ii共通講習+iii泌尿器科領域講習)について
【必須】40%以上を、卒後教育プログラム受講で取得しなければならない。
(総会・地区総会会場、またはe-ラーニングによる)
※2 学術業績・診療以外の活動実績
学術集会の「参加」単位で取得できるのは6単位まで。
※3 任意講習C
必須ではありません。

B.1986~2021年度に専門医初回認定された方

  1. 日本泌尿器科学会総会、東部・中部・西日本総会のいずれかに1回以上参加していること
  2. 専門医更新テストに合格していること
  3. 必要単位を50単位以上取得していること
    今回4回目以上の専門医更新の場合(会員MyWebの専門医情報で、更新回数が「3回」以上と記載)は「診療実績の証明(10単位)」の免除を選択することも可能。
    その場合、40単位が必要。
項目 必要単位数
i) 診療実績の証明 (①②のいずれか選択)
NCD登録症例証 合計10単位
(いずれかで満たしても可)
手術症例一覧表(様式2)
症例一覧表(様式3)
免除(要 診療従事証明書) 0単位
ii) 共通講習 ※1 3~最大10単位
うち 必修講習A
(医療安全、感染対策、医療倫理)
各1単位以上
計3単位以上必須
うち 必修講習B ※3
(医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援)
0~最大7単位
必須ではありません
うち 任意講習C ※3
(臨床研究・臨床試験、災害医療)
0~最大7単位
必須ではありません
iii) 泌尿器科領域講習 ※1 15単位以上
iv) 学術業績・診療以外の活動実績 ※2 3~最大15単位
合計 i)診療実績の証明で①10単位を選択した場合 50単位
i)診療実績の証明で②免除を選択した場合 40単位
※1 必要な講習単位(ii共通講習+iii泌尿器科領域講習)について
【必須】40%以上を、卒後教育プログラム受講で取得しなければならない。
(総会・地区総会会場、またはe-ラーニングによる)
※2 学術業績・診療以外の活動実績
学術集会の「参加」単位で取得できるのは6単位まで。
※3 必修講習B・任意講習C
必須ではありません。

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