専門医認定申請(受験申請)条件変更について

専門医認定申請(受験申請)条件につきまして、2026年度以降、一部条件が変わりますのでご案内申し上げます。
最新情報を随時掲載いたしますのでご確認ください。

  1. 「共通講習」の区分が変わりました
  2. 専門医認定申請(受験申請)条件が一部変わります
    • 「必修講習B」の追加(2026年度から)
  3. 研修修了から受験までの有効期限が設定されました

1.「共通講習」の区分変更

  • 従来、日本専門医機構では、共通講習のうち「医療安全」「感染対策」「医療倫理」の3つを「必修講習」と規定していました。
  • この度、共通講習の区分変更があり、今までの必修講習3つは「必修講習A」と規定されました。この他に、新たに「必修講習B」として「医療制度と法律」「地域医療」「医療福祉制度」「医療経済(保健医療等)」「両立支援」の5つと、「任意講習C」が加わりました。
  • 第110回日本泌尿器科学会総会(2023年4月)から、卒後教育プログラムで「必修講習A」に加えて「必修講習B」を順次実施しております。また、eラーニングでもご受講いただけます。
  • JUA academy「研修単位・業績登録」は、既に新区分に対応しております。
〈旧〉
区分 項目
必修講習 医療安全、感染対策、医療倫理
その他 保健医療、など

↓

〈新〉
区分 項目
必修講習A 医療安全、感染対策、医療倫理
必修講習B 医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援
任意講習C 臨床研究・臨床試験、災害医療、など

2.専門医認定申請(受験申請)の条件変更について

2026年度受験申請より「必修講習B」が必須となります(一部の方は除きます)

(1)「必修講習B」の追加対象になる方

2018年以降に研修開始登録をして、2026年以降に専門医認定申請(受験申請)をする方

  • 申請時に「必修講習A」に加え、「必修講習B」の単位(各1単位・計5単位)が必須となります。これにより、「ii)共通講習」で取得しなければならない単位数は、「3単位~10単位」から「8単位~10単位」に変更となります。
  • 「ii)共通講習」~「iv)学術業績・診療以外の活動実績」の合計が40単位であることは変わりません。

(2)「必修講習B」の追加対象にならない方

  1. 2018年以降に研修開始登録をして、2025年までに専門医認定申請(受験申請)をする方
    • 「必修講習B」の単位は必須ではありませんが、取得頂いた場合は「ii)共通講習」(3単位~10単位)の単位として含まれます。
      「単位集計表」については、システム上「必修講習B」に[NG]が表示されますが、合計単位数に[OK]表示があれば申請可能です。
  2. 2017年以前に研修開始登録をしている方
    • 2025年までに専門医認定申請(受験申請)をする場合も、2026年以降に専門医認定申請(受験申請)をする場合も、今までとおり100単位(学会研修単位)の取得が必要です。なお、原則的に受験いただけるのは、2027年3月31日までです(下記3参照)。

3.研修修了から専門医認定申請(受験申請)をするまでの有効期限について

(1)2018年以降に研修開始登録をした方

  • 日本専門医機構により、研修修了から5年以内の受験が可能です。
  • やむをえない事情(国内外の研究留学、病気療養、妊娠、出産、育児など)により期間中に受験が困難な場合は受験時期延期申請書を提出し、審査を経て認められた場合は、有効期限を1年単位で延長することが可能です。受験時期延期申請書のフォーマットをご希望の場合は、メール(senmoni@urol.or.jp)にて学会宛ご連絡ください。

(2)2017年以前に研修開始登録をした方

  • 2027年3月31日まで受験いただけます(受験日は2026年9月の予定です)。
  • やむをえない事情(国内外の研究留学、病気療養、妊娠、出産、育児など)により期間中に受験が困難な場合は受験時期延期申請書を提出し、審査を経て認められた場合は、有効期限を1年単位で延長することが可能です。受験時期延期申請書のフォーマットをご希望の場合は、メール(senmoni@urol.or.jp)にて学会宛ご連絡ください。
研修開始登録 専門医認定申請
(受験申請)時期
必修講習B 試験有効期限
2017年度以前 2026年度まで 必須ではない 2027年3月31日
2018年度以降 2025年度まで 必須ではない 研修修了から5年以内
2026年度以降 必須

2018年以降に研修開始登録をして、2026年以降に受験申請をする方

  1. 日本泌尿器科学会総会または東部・中部・西日本各総会のいずれかに1回以上参加
  2. 必要単位をii)~iv)の合計で40単位取得(iはありません)
    項目 必要単位数
    ii) 共通講習 ※1 8~最大10単位
    うち 必修講習A
    (医療安全、感染対策、医療倫理)
    各1単位以上
    計3単位以上必須
    うち 必修講習B
    (医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援)
    各1単位以上
    計5単位以上必須
    うち 任意講習C ※3
    (臨床研究・臨床試験、災害医療)
    0~最大2単位
    必須ではありません
    iii) 泌尿器科領域講習 ※1 15単位以上
    iv) 学術業績・診療以外の活動実績 ※2 3~最大15単位
    合計 40単位
    ※1 必要な講習単位(ii共通講習+iii泌尿器科領域講習)について
    【必須】40%以上を、卒後教育プログラム受講で取得しなければならない。
    (総会・地区総会会場、またはe-ラーニングによる)
    ※2 学術業績・診療以外の活動実績
    学術集会の「参加」単位で取得できるのは6単位まで。
    ※3 任意講習C
    必須ではありません。
  3. 卒後教育プログラムを7つのカテゴリーそれぞれについて1単位以上取得
    専門領域
    1 小児泌尿器科 腎不全・腎移植
    2 泌尿器科腫瘍
    3 尿路結石 エンドウロロジー・腹腔鏡
    4 尿路性器感染症 外傷・救急医療・再建
    5 内分泌・生殖機能・性機能 副腎・後腹膜
    6 女性泌尿器科 老年泌尿器科・前立腺肥大症 排尿機能・神経泌尿器科
    7 医療制度・保険等 基礎研究 オフィスウロロジー
  4. 経験手術数
    「A.一般的な手術」 術者として4領域で各5例以上(「副腎、腎、後腹膜の手術」のみ3例以上)
    かつ合計50例以上
    「B.専門的な手術」 術者あるいは助手として1領域10例以上を最低2領域
    かつ合計30例以上

2018年以降に研修開始登録をして、2024~2025年に専門医認定申請(受験申請)をする方

今までどおりで変更ありません

  1. 日本泌尿器科学会総会または東部・中部・西日本各総会のいずれかに1回以上参加
  2. 必要単位をii)~iv)の合計で40単位取得(iはありません)
    項目 必要単位数
    ii) 共通講習 ※1 3~最大10単位
    うち 必修講習A
    (医療安全、感染対策、医療倫理)
    各1単位以上
    計3単位以上必須
    うち 必修講習B ※3
    (医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済(保健医療等)、両立支援)
    0~最大7単位
    必須ではありません
    うち 任意講習C ※3
    (臨床研究・臨床試験、災害医療)
    0~最大7単位
    必須ではありません
    iii) 泌尿器科領域講習 ※1 15単位以上
    iv) 学術業績・診療以外の活動実績 ※2 3~最大15単位
    合計 40単位
    ※1 必要な講習単位(ii共通講習+iii泌尿器科領域講習)について
    【必須】40%以上を、卒後教育プログラム受講で取得しなければならない。
    (総会・地区総会会場、またはe-ラーニングによる)
    ※2 学術業績・診療以外の活動実績
    学術集会の「参加」単位で取得できるのは6単位まで。
    ※3 必修講習B・任意講習C
    必須ではありません。
  3. 卒後教育プログラムを7つのカテゴリーそれぞれについて1単位以上取得
    専門領域
    1 小児泌尿器科 腎不全・腎移植
    2 泌尿器科腫瘍
    3 尿路結石 エンドウロロジー・腹腔鏡
    4 尿路性器感染症 外傷・救急医療・再建
    5 内分泌・生殖機能・性機能 副腎・後腹膜
    6 女性泌尿器科 老年泌尿器科・前立腺肥大症 排尿機能・神経泌尿器科
    7 医療制度・保険等 基礎研究 オフィスウロロジー
  4. 経験手術数
    「A.一般的な手術」 術者として4領域で各5例以上(「副腎、腎、後腹膜の手術」のみ3例以上)
    かつ合計50例以上
    「B.専門的な手術」 術者あるいは助手として1領域10例以上を最低2領域
    かつ合計30例以上

ご案内

専門医認定申請(受験申請)条件変更についてを2022年11月に郵送しております。